第11回医療連携推進会議

 
 
平成29年3月24日(金)定期巡回・随時対応型訪問介護看護 第11回医療連携推進会議が行われました。
当日は前回と同じく31名のご参加があり、高齢者相談センター相談員さんをはじめ、ケアマネさん、看護師さん、訪問歯科医院さん、はり灸マッサージ師さんなど多職種の方々にご参加いただきました。
今回も実際にサービスをご利用頂いている3名のケアマネさんから事例発表をしていただきました。
 
①訪問看護事業所との連携による服薬管理と生活援助:関町居宅介護支援事業所: 能勢様
老々介護。病識が薄く、服薬コンプライアンスが出来ていない。ご主人の負担が大きく家族の介護力も少ない。
→支援導入により確実な服薬、他者との関わりによる精神的安定とご主人の介護負担の軽減、看護師による状態観察と緊急時の相談対応、医師との連携がとれた。
②定期巡回・随時訪問介護看護を利用して:オレンジメディカルサービス: 田野井様
要介護5男性。左足切断。食事以外のADLは全介助。家庭状況と心体状況から、医師より老健入所を勧めらるが、費用面と本人の意向で在宅へ戻るも、同居の家族は就労でほぼ独居状態。
→病院で受けていた支援とより近い支援体制を図り導入。24時間対応で家族の精神的負担軽減、介護・医療の連携の取りやすさでスムーズな対応、金銭面も抑えることができた。また、拒んでいたデイに通うことができた。
定期巡回・随時訪問介護看護を利用した服薬管理:居宅支援めぐみの会:大阿久様
70際女性。アルツハイマー型認知症、統合失調症。独居。被害妄想、閉じこもり傾向があり、訪問看護を導入するも妄想で拒否が強く、一旦定期巡回での服薬介助を図る。→支援導入により服薬ができるようになり、震えも治まる。病状が安定してきたこともあり、当初から懸念していた金銭面の負担軽減を図り、訪問介護へ移行。
顔なじみの介護者が入ることでスムーズに移行できた。
 
◆今回ご参加くださった方々、事例を発表して下さったケアマネージャーさんご協力ありがとうございました。
今回も大変有意義な推進会議となりました!
また、定期巡回型サービスの導入を検討している、または現行サービスでの支援でお悩みの方は、めぐみの会までどうぞお気軽にご相談ください! 
次回会議開催は6月を予定しています。皆様のご参加お待ちしております。