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2025年6月22日(日)10時30分より、めぐみガーデン1階(練馬区石神井町3-10-25)にて、「介護学べるサロン」(定員15人)を開催いたしました!
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会場には、地域密着型のデイサービスの「めぐみガーデン」「デイサービスめぐみ」などの利用者様のご家族、区報を見てご予約を頂いた地域の方など、10人以上の方々が参加して下さいました。
とても強い日差しとなりましたが、ご足労頂きありがとうございました!
介護学べるサロンとは…?
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そもそもこの「介護学べるサロン」は、東京・練馬区の介護支援事業の一環として行われていて、地域の介護施設などで介護や健康に役立つ学習(ミニ講座)を実施するものです。
今回のテーマ「認知症の人ってどんな人?認知症とともに生活する地域を目指して」
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今回のテーマは「認知症の人ってどんな人?認知症とともに生活する地域を目指して」。
居宅支援めぐみの会の管理者である、荻布善和 主任介護専門員が講義を行いました。
認知症って病気?
まずは、認知症について基本的なことを学び、その理解を深めていきます。
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認知症とは、病気が原因で記憶力などに障害が生じ、日常生活に支障をきたす状態をいいます。
この障害や生活への支障は、徐々に進行していくのが特徴です。
認知症の症状
そして…
認知症には大きく、「中核症状」「周辺症状」があります。
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▼中核症状
- 食事をしたことを忘れる
- 話が噛み合わない
- 自分の誕生日がわからない
- 1人で着替えができない
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▼周辺症状
- 暴言暴力
- 外出時の道の迷い
- 無気力
- 不潔行為
- 不眠
- 幻覚、妄想、錯覚
- 不安、焦燥
認知症の人にどのように接したらよいのか?
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「認知症の本人には自覚がない」と思われますが、それは大きな誤解です。
本人は漠然と「何かがおかしい」と感じ、不安を抱えています。誰よりも苦しみ、悲しんでいるのは、実は本人自身なのです。
「私は忘れてなんかいない!」という言葉には、病気を認めたくないという自己防衛の気持ちが込められています。
その裏には、隠された深い悲しみがあります。
だからこそ、心のバリアフリーが大切です。周囲のさりげない、自然なサポートが、本人の安心につながります。
認知症の人への対応ガイドライン
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また、講座では厚生労働省が推奨する認知症の人への対応ガイドラインが参加者へ伝えられました。
- ①まずは見守る
- ②余裕をもって対応する
- ③声をかけるときは1人で
- ④後ろから声をかけない
- ⑤相手に目線を合わせてやさしい口調で
- ⑥おだやかに、はっきりした話し方で
- ⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する
「認知症の人も私たちと同じ人たち」
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そして、講座はこのように締めくくられました。
「認知症の人もできることは沢山残されています。」
「誰かの役にたつことは、家族・社会の一員として認められることになります。」
「認知症の人も頼られたいと思っています。」
「認知症の人も私たちと同じ人たちです。」
「認知症だからできないこともたくさんあります。」
「できないをサポートする私たちの関わり方次第で世界や可能性は広がります。」
講義のあとは…
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講義の後は、ケーキと紅茶を楽しみながら談話の時間です。
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めぐみの会の現場で働く職員に『普段聞いてみたい事』を聞いたり、
参加者同士の『情報交換』をしたりと、
日々『話したい事』などを気楽に話し合って頂きました。
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また談話の最中には、「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」もやってもらいました。
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「介護学べるサロン」の最後には、荻布主任介護専門員より、「ぜひこの本を一度読んでほしい!」と一冊の本が紹介されました。
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タイトルは、「大好きだよキヨちゃん。」(藤川幸之助/文・絵)
記憶をなくしていくキヨばあちゃんと「ぼく」の心の交流を描いた、あたたかくて切ない絵本。認知症をテーマに、大切な人とのつながりを見つめ直したい一冊です。
次回は…
今後も定期的に開催を予定しております。
開催の際は、練馬区の区報などに予定が掲載されます。
次回のご参加をお待ちしております!!