参加された従業員の皆様、お疲れさまでした。
今回の研修テーマは「高齢者・障がい者虐待の理解と防止」について。
「これ、虐待だろ?」
学校で習う道徳や普通の社会生活を営む中で知識として一様に身 につくものですが、
虐待だと感じる線引きは人それぞれの価値観や
送ってきた生活背景、教育、様々な要素によって多少の解釈の違いはあると思います。
基本的には虐待だろうと感じる感覚は
皆さん同様の感覚を持っていると思いますが、
時代の変化によって変遷していくもので、
世代間によって感覚のギャップがあると思います。
しつけの範疇で子供を叩く、度合いにもよりますが昔はよくあったこと。
私も親父や先生からの鉄拳制裁は当たり前、
悪いことをしたら物置に入れられるとか、
廊下に立たされる。
このような事は子供時代も含めて「虐待」と認識しておりませんでしたが、
こんなのも今は「虐待」です。
時代の流れによる虐待のとらえ方について賛成できるものもあれば、
昔のままでいいじゃないと思うようなものもあります。
しかし、私たち高齢者や障がい者と接するプロが、
私情や自分の感覚を表に出してはなりません。
私たち介護福祉、医療に携わる者は、資格取得時はもちろんのこと、
研修や講習などにより継続して常に社会に虐待としてジャッジされたものを勉強し、
感覚を最新のものにアップデートしなければなりません。
研修では高齢者・障がい者虐待に対する考え方、
法制度、通報の義務についての講義や、
ケーススタディの映像を見て頂き何が虐待にあたるのかを研修させて頂きました。
セルフチェックシートにより自分で気が付いたこともあるかと思います。
講義担当のT氏、研修ありがとうございました。
研修準備に携わって頂きました皆さん、お疲れさまでした。
研修余談のネグレクトの語源からくるネグリジェのくだり、面白かったです!
研修日:令和2年2月18日(火)18:30~19:30
男女参画センターえーる 2F 視聴覚室