第27回介護・医療連携推進会議 開催

第27回介護・医療連携推進会議
第27回介護・医療連携推進会議

第27回介護・医療連携推進会議

2024年3月26日(火)練馬区立男女共同参画センター「えーる」にて、第27回 介護・医療連携推進会議を開催いたしました。

会議には7つのエリアの地域支援包括センターのご担当者様や民生委員の方、多くの介護事業所様にご参加いただいました。

第27回 介護・医療連携推進会議

会議の様子

会議では「定期巡回めぐみの会」の紹介動画や、駆け付けの様子をまとめた動画を映写させていただきました。

■事例の発表

2つの事業所様には事例の発表も行っていただきました。

「福祉の森さくら介護センター」の望月様には、『本人の自立をいかにチーム力で推し進めていけるか』をテーマに、ご利用者様本人をお招きして事例を発表していただきました。

また「居宅介護支援事業所ひかり」の有元様には、『訪問介護から定期巡回に移行したケース~在宅酸素・自費あり~』をテーマに事例を発表していただきました。

■定期巡回状況報告と質疑応答

会議では定期巡回報告と、質疑応答も行われました。

質疑応答の質問と答えは以下の通りです。

Q1:デイサービスの送迎について、対応はどのように考えればよいか?

A:基本的にはヘルパーは準備までをして、デイサービスのお迎えを待っている状態です。送迎時間をヘルパーの時間に合わせていただければ対応できる場合もありますが、お迎えに合わせてサービスに入る場合は自費対応になります。

Q2:定期巡回サービスを利用すると、夜間・深夜帯を含めておむつ交換してくれるのか?また、定期巡回では生活援助の対応はどの程度可能なのか?

A:夜間・深夜のおむつ交換に対応しています。また、生活援助はアセスメントより必要な回数を提供しております。

Q3:訪問看護ステーションによっては、定期巡回に切り替える際に「報酬が少なくなるので、連携は難しい」と断られたことがありますが、教えてほしい。

A:看護連携事業所は複数しています。事業所の考え方により、連携しない訪問看護事業所も多くあります。定期巡回では看護報酬が決まっているので、回数や駆け付けなどを考え連携しない事業所があります。

Q4:今日の事例を聞いて、定期巡回を利用する利用者さんの起床時間の確保ができ、今後のプラン建てに役立ちました。運営状況報告の中で、要介護5より、要介護4の利用者のほうが訪問時間や回数が多いのはどうしてか?

A:看護師のアセスメントにより時間や回数を決めています。個々のご家庭の状況、利用者様の状態により回数や時間に差はあります。

Q5:訪問介護事業所との連携は行っているか?現在、自分が訪問している利用者の1か月でのオーバー額が30万円~40万円になっている。利用者は今までと同じヘルパーさんを希望している。連携して定期巡回にできないかと思っているがケアマネージャーも含め、制度の理解がなく困っている。

A:連携している訪問介護事業所は数か所あります。まだまだ、ケアマネージャーや区民の皆さんへの理解が不足していると思っています。今後、勉強会などを開催し周知してまいります。

Q6:サービス提供責任者と計画作成者の役割、出来ることの違いは?

A:サービス提供責任者はケアマネージャーのプランに沿ってサービスを提供できるように援助をします。計画作成者はサービスを提供していく中で、ケアの内容や時間、回数などを変更することができます。

■次回開催

次回の開催は2024年9月を予定しております。